ここ数年の間に、障害者も健常者と同じように職につくことは当たり前になってきました。
私が子供の頃聞いていた2〜30年前では、障害者の就職は作業所という部屋で少人数でお菓子の袋詰めをするくらいでした。
現在は障害者が対象の就業や生活の相談・提供をしてくれる場が増えています。
目次
- ハローワークで登録
まずハローワークに出向き、求職の登録を行います。職員が障害の種類・程度を聞き取り、それに応じた職場の相談・紹介をしてくれます。
ハローワークでの求人には、一般枠と障害者枠とあります。障害者枠で働きたい時は、障害者手帳等が必要になります。必要な手帳とは、身体障害者手帳と療育手帳と精神障害者保健福祉手帳になります。
障害者枠では、本人に応じた職場や仕事内容を紹介・相談してくれます。中には障害者だと知られたくない方もいらっしゃいます。もちろん一般枠での就職も可能ですが、よりきめ細やかな配慮を求めるのであれば、障害者枠を選択される方がいいのかもしれません。
- ジョブコーチによる支援
障害者が職場に適応できるようジョブコーチと呼ばれる専門のカウンセラーが職場に出向き、直接支援をしてくれます。
仕事をする本人だけではなく、上司や従業員に対しても、助言や環境改善も行うそうです。
- トライアル雇用
仕事をするのが初めてとか、どのような仕事が向いてるのかなど不安なことも多いと思います。
そこで、トライアル雇用と呼ばれる短期の雇用をしてもらいます。それから自分に合った職場ならば、一般雇用ヘの移行を促進します。
- 障害者就業・生活支援センターへ相談
本人の就業や自立した生活を送るため、雇用などの地域の関連機関による支援を行います。
障害者就業・生活支援センターは、全国にございます。
- 職業訓練校で訓練を受ける
一般の職業訓練校では苦手な方に、企業やNPO法人などの民間機関が行う、さまざまな障害の程度に応じた公共職業訓練を受けるところです。
- 障害者福祉施策による就業支援
一般就労を希望する就労移行支援と、一般就労では困難な方の就労継続支援があります。どちらも仕事や生活がしやすくなるよう、職場の提供や訓練を行います。
どれも本人の種類や特性、希望に応じてまず電話やネットで相談してみてはいかがでしょうか?